稲太の貯蓄と旅ブログ

株10年、登山2年今後も続けるために時短や貯金してきた結果を伝えるブログです

量的質的金融緩和とマイナス金利

その前に…

日銀て何してんの?

日銀は日本銀行の略称

日銀の役割は日本の中央銀行です

中央銀行の仕事って?
  • お金=銀行券の発行!
  • 銀行の銀行

銀行のお金を預かったり貸したりする

  • 国庫金の出し入れ

政府のお金を預かったり出したりする

  • 通貨流通量の調整が可能

などなど

量的質的金融緩和とは

<デフレからの脱却がテーマ>

デフレって?

お金の価値が上がって、物の価値が下がっている状況。
いわゆる物価が下がっている状況をデフレと言って、デフレーションの略。

逆に物価が上がっていることをインフレといって、インフレーションの略。

デフレから正常な状態へ戻すには?

銀行は日銀に一定割合の「日銀当座預金」を持っている必要があります。
この「日銀当座預金」と「市場に流通しているお金」の総量がマネタリーベースといいます。
銀行が日銀へ預けているお金「準備預り金」がありますが、これは市場に流通しているお金です。

日本のマネタリーベース = 日本銀行券発行高 + 貨幣流通高 + 日銀当座預金残高

このマネタリーベースを増やせば、お金の量が増えて、物価が下がる!はず!

今までの施策

<金融緩和政策の施策>
マネタリーベースが増えれば、市場のお金の量が増え、物価が低下するだろう


金融緩和政策その1<金利操作>
→マネタリーベースを増加させるために「準備預り金」の金利を下げる
→金利を下げると、銀行は市場にお金を投資し、流通量が増えるだろう


金融緩和政策その2<金利操作>
→マネタリーベースを増加させるために「準備預り金」の金利を0%にする
→金利を0にすると、銀行は市場にお金を投資し、流通量が増えるだろう


金融緩和政策その3<量的緩和:公開市場操作>
→マネタリーベースを増加させるために銀行が持っている国債を日銀が買い取って、「準備預り金」を増やそう
→「準備預り金」が増えると、銀行は市場にお金を投資し、流通量が増えるだろう


金融緩和政策その4<金利操作>:今ここ
→マネタリーベースを増加させるために「準備預り金」の金利をマイナスにする
→金利をマイナスにすると、銀行は市場にお金を投資し、流通量が増えるだろう
※今までの金利0.1%または0%→0.1%または0%または-0.1% 計算式により、余剰分に適用

参考:日銀の発表資料
http://www.boj.or.jp/announcements/release_2016/k160129a.pdf


既に出ている影響

ネガティブな影響

  • 銀行株は急落 今ここ
  • 三菱UFJは大企業向けに普通預金の口座手数料追加を発表 今ここ
  • 銀行の定期預金の金利が低下 今ここ

ポジティブな影響

  • 株高(特に配当利回り系?)
  • 円安
  • 不動産株(リート)高

予想できる影響

ネガティブな影響

  • 銀行に預金している個人に手数料追加?
  • 銀行がほかの金利まで低下?
  • 業績が安定している高利回り系株が高くなる
  • 債務が増えて収支のバランスが悪くなる会社が出る可能性がある

ポジティブな影響

  • 企業の預金が減り、投資に回る?
  • 投資が増加→物価が上がる?
  • 預金が減れば消費が増える?
  • 定期預金から債権、株に移行が増える?

※ 欧州も業績が安定している高利回り系株が高くなったそう

結局我々はどうしたらいいのか

この辺りを意識しながら投資する必要があるかな?

  • 業績が安定している高利回り系株が高くなりそう
    • NTT系・キャノン・航空系、JT、製薬系、イオン系
  • 不動産や車などの長期ローンの金利が下がりそう
    • 不動産系の株、リート系
  • 円安になると旅行者が増える
    • 航空業界、観光業界の株、輸出系メーカー

以上

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