こんにちは、稲太です
この世界の片隅にを一気読みした感想!
完結したのは2009年のようで、だいぶ前ですね
アニメ映画化されており、まだ放映中、現在も大人気のようです(2016年12月時点)
この本を手に取ったきっかけ
映画を先に見に行って、映画がとても良くて、映画見た後にツイッターを見てると、映画ではカットされている内容もあり、原作も読みたいと思ったことがきっかけです
この世界の片隅にとは
Wikipediaより引用
『この世界の片隅に』(このせかいのかたすみに)は、こうの史代による日本の漫画作品。『漫画アクション』(双葉社)にて2007年1月23日号 - 2009年1月20日号まで連載。単行本は同社より上・中・下巻の形式と、前編・後編の形式で発売。
この本のあらすじ
戦時中の広島県の呉市が舞台でそこへ嫁いだ主人公のすずと人々の暮らしを主に描いた漫画です
主人公のすずは広島生まれで絵が得意。19歳で嫁いで必死に生活していくが、戦争も激しくなってきて物が不足していって〜そして空襲、原爆、終戦、その後〜
みたいな感じです
この本の感想
最初に思っていた、戦争ものにありがちな悲壮感が漂う悲惨な物語なのかと思っていたが、全く違いました
この物語の後半近くまでのかなりの長い期間、戦時下の生活がどんなものだったのか、というほのぼのな日常が描かれていたから、逆に新鮮で良かったと思う
知らなかったこともたくさんあって、豆知識のようなものも多く、作者も取材もたくさんしたんだろうなと思った
ただ、さすがに主人公のすずが広島が出身なんで、原爆の時は悲惨なんだろうと思ったけど、(当然、そういった表現もなくはないが) 思ったよりも少なかった
広島が主舞台でないため、若干の距離感があるのかもしれない
結構現代の生活とかけた表現があって面白いなと思ったりしたシーンもありました
物価の話のシーンとか(砂糖やキャラメル、靴下の値段の話)
もし、すずがまだ生きていたとしたら2016年時点で91歳ですね
(昭和20年=すず20歳=西暦1945年)
今それくらいの年齢の人はこんな暮らしをしていたのかと思うと胸が熱くなりますね
自分の周りの人に当てはめて読むとなお親近感が湧くと思います
まとめ
全体の感想としては、あまり戦争物が好きじゃなくてもお勧めできる良作です。
映画もおすすめだし、映画を見た後でもお勧めできます
お勧め度は★★★★★(星5/5):誰にでもお勧めできる!
そんな感じ!